沢村豊子は、すごい。

一心寺門前浪曲寄席、12月も3日間が終わりました。
初日は奈、々福豊子コンビがいる應典院に走りましたよ。そう、わが師・沢村豊子に会いに！
それもありますけれども、毎日新聞さんが親子会の取材で師匠にお話し聞きたいとのことで、ご一緒いたしました。

いやあーーーー、フルパワーをみたなあ。
まずだいたい質問に答えない。

たとえばですけど、
毎「さくらさんが遠い道のりを3日とあけずお稽古に通われたとき、どう思われましたか？」
豊「あのね、この子はね、昔○○の仕事をしてたから、いろいろ企画するのが好きなんだよね、だから好きなようにどんどんやんなさいって、わたしは言ってるのよ。・・・・・・延々・・・・・・・」

この繰り返し・・・・。
大丈夫でしたか、聞きたいこと聞けましたか山田さん。
わたしも、おもしろいので、通訳せずありのままを感じていただきました。
でも、ほかの質問のときの延々・・・が前の質問の答えになっていたりして。
たぶん、師匠を好きになって帰ってくださったのではないかと思います。

浪曲名人会＠国立文楽劇場の楽屋では、小圓嬢師匠にインタビューしてくださいました。
「アンタあっち向いときなさい」と言われましたけど、普段厳しい小圓嬢師匠がわたしの努力の方向をちゃーーんとわかってくれていて、そこを褒めてくださり、・・・・・じんときました。

どんな記事になるのか、とても楽しみです。丁寧に取材してくださり、本当にありがとうございました。

「沢村豊子・さくら　曲師の親子会」、準備もだいぶ進んできました。
應典院の楽屋では、奈々福さんと三味線コーナーの打ち合わせ。
豊子師匠は「アンタ、いったい何やるんだい」と言いますけれども、内緒やーん。
覚えたり打ち合わせたりしないことを、やります。
豊子ファンの皆さまがうんうん唸ること間違いなし！！

曲師の魅力、沢村豊子の魅力を余すとこなく、お伝えしたいと思います！
あ、さくらもがんばるよ。