11月7日(土)は、「沢村さくら二十周年記念曲師の会」@国立文楽劇場小ホールにご来場いただき、ありがとうございました。
お手伝いくださった楽屋の皆さま、気にかけてくださった皆さま、チケット完売でお入り頂けなかったキャンセル待ちのお客さま(申し訳ありませんでした!)、色々な方のお陰さまで、無事に公演を終えることができました。
本当にありがとうございました。
大変遅くなりましたが、撮っていただいた写真の抜粋をご覧いただければと思います。

隼人くんから、浪曲三味線ワークショップの生徒さんと共にサプライズのプレゼント。
わたしがいない間に周到にかけてくれていたのに、何度も素通りしてしまったらしく。だって、楽屋暖簾がかかってるなんて、想像できるわけないじゃないですか!
今、我が家の階段のところにかけてます。
さて、開演です。
ハプニングがあり、「どうしよう、幕、開ける?」の図。
後日文化庁に問い合わせましたら連絡の行き違いだったのですが、結局5分遅れての開演となりました。
時間の管理に一番気を遣っていたので、開演の時点で「既に完璧はない」と、自然体になれたかもです。

やっとこさ幕があきました。

ご挨拶。
お喋りする職業じゃないのでお耳障りだったと思います。会のタイトル「沢村さくら二十周年記念曲師の会」を言うお稽古を何日もして、やっと前日に言えるようになりました。

一席の浪曲につかう三味線の手を、三味線だけで聞いていただきました。

次は浪曲。
いつもの場所で、いつものことをやることが、こんなに安心するものだと思いませんでした。
もう、舞台の真ん中には立ちたくないよーー(座ってたけど)。

奈々福さんの陸奥間違い。楽しい物語です。
関東節らしいところを聞いていただきました。

この会は、皆さんに助けて欲しくて、いただきもので身を固めてみました。
着物や帯は主に母から、帯留めや簪も手拭いもみんな頂いたばっかりで、自分で買ったものって三味線の駒くらい?(足袋も怪しい)という有様・・・。簪も頂き物二種類持ってきてたのに、前席では挿し忘れました。
沢村さくらは皆さまで出来てます。
お中入りを頂戴しまして、三味線アレコレのコーナーです。
普段の曲師の会の目玉はこのコーナーで、マニアックこれでもか!なんですが、今回はちょっとマイルドな感じでお届けしました。

そして、隼人くんの「名刀稲荷丸」。
嬉しい言葉にウルッときました。そうだった。大阪では身寄りもないところから始まったんだった。忘れてました。
そこからの稲荷丸はいろんなものが込み上げて夢中でした。
本当に、ありがとうございました。
すべての皆さまに感謝申し上げます。

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