師走も、もう半ばとなりました。
早いものです。
真山隼人くんが急性硬膜外血腫で10月22日に緊急入院、緊急手術をしました。
そこからはあっという間で、もう師走!!?という気持ちです。
隼人くん現在療養中ですので、相三味線のわたしもほぼ開店休業中のような状態。
なのに、毎日が何かとせわしなく過ぎていきます。
ご飯を作って食べる、洗濯や掃除をする、散歩して買い物して新聞読んで・・・
それだけで一日過ぎていくので、仕事が忙しかったときはどんな風に生活していたんだろうと不思議になります。
コロナ禍がひと段落し、芸界の皆さまが忙しく充実してお仕事されている様子をネットなどで拝見しておりますが、不思議と焦りは全くありません。
隼人くんにとって、いまは休むのが仕事です。
気持ちもしっかり休まるよう、充電期間と思って、過ごしております。
病の経過は、隼人くんがブログで書いているとおりです。
10月22日、夜の仕事の前にお稽古をしようと言っていたのに、朝のLINEを最後に連絡が取れず、心配になってというより胸騒ぎが止められなくなって家に様子を見にいきました。
気になっていた撥皮をやっと貼り替えて、三味線出しっぱなし。
部屋着のような格好に畳の草履を裸足につっかけて。
万が一のために預かっている家の鍵をポケットに入れ、手ぶらで。
そこからは、とっても長い一日でした。
想像以上に重傷なのは、看護師さんたちの様子ですぐにわかりました。
緊急手術が終わるのを待つ時間はつらく、あまり思い出したくありません。
ただ、自分の草履ばきをずっと眺めていました。
この時期に裸足はないよなあ・・・。
財布も持たず。
寒い(当たり前じゃ、薄着すぎる)・・・・・。
手術が終わったと聞き、生きてますよね?と何度も尋ねてしまいました。
幸い、麻痺も言語障がいもありませんでしたが、それも奇跡的だったとのことです。
浪曲という仕事の内容を主治医に伝えて、尚且つ復帰が現実的になってきました。
隼人くんは、どんな復帰の舞台を見せてくれるんだろう。
わたしは相棒ですが、とっても楽しみなんです。
これまでみたいにできるのかなあという不安はありますが、できなくても、逆に物すごくよくなっても、どっちでも面白いなあと。
お客さまが、静かに待ってくださっていることをひしひしと感じています。
もう少しです。
したたかに、思慮深く、エネルギッシュに。
どうか、いましばらくお待ちくださいませ!
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