ピエンロー譚
- 2022/04/21
- 17:17
随分前のことのようです。
浪曲師・真山隼人くんの、生死を彷徨う大怪我が昨年の10月22日。
受傷から、明日でちょうど半年になるそうです。
・・・半年。
秋だったのがもう春も半ば、新緑の季節になりました。
緊急入院、開頭手術、集中治療室からの咲くやこの花賞、復帰公演と、目まぐるしい非日常から、浪曲三昧の目まぐるしい日常にいつの間にかシフトしております。
ありがたいことです。
ふと。
隼人くんが倒れてわたしも仕事に行くことが少ない冬の間、どうしていたのかなあ?
無事に、目立った後遺症もなく退院してきた隼人くんとリハビリがてらの散歩をしながら、電車に乗ってみたり小さな声でお稽古したり。
日常生活が戻るにつれ、むくむくと頭を持ち上げてきたのは、美味しいものが食べたい!ということ。
美味しいものは外で食べるのが信条ですが、こうなったら家で、です。
時間にゆとりがあったので、割と丁寧にお料理してたなあ。
でも一番のヒット、いやホームランは、ピエンロー鍋でした。
ピエンロー鍋。
妹尾河童さんがエッセーで紹介して有名になった、中国の鍋料理です。
河童さんは好きで作品はいくつか拝読しておりますが、ピエンロー鍋を作ったことはありませんでした。
いや、話は何べんもきいている(読んでいる)んです。
くだんの「河童のスケッチブック」も随分前に読んで今も本棚にあるし。
実は、白菜と豚肉のミルフィーユ鍋が印象的で、しかもこれは京山小圓嬢師匠が贔屓にしている鍋で、なんとなくピエンローってこれだと思い込んでたんですよね。
記憶のすり替わり。
これも美味しいんだけど、ツイッターでピエンロー鍋のレシピをみて、「白菜の白いところを細く切ってトロトロにする」のを、どうしてもやってみたくなったのです。
そして、「ピエンローには、何も足さず何も引かず」と皆が口を揃えて言うのを確かめたくなった。
結論は
美味しい!!!
必ずレシピ通りに。
出汁は椎茸の戻し汁。
白菜の白い部分は横に細く切ってトロトロにする。ここはちょっと時間がかかっても丁寧に。
塩と一味は手元でそれぞれ加えて味付けする。ごま油は鍋に投入。
具材は白菜と鶏モモ豚バラ春雨だけ。一度ネギを間違えて入れたら、大失敗であった。
雑炊でシメる前に豆腐やらきのこやら、いろいろ入れたらもはやピエンローではなかった。
マロニーや葛切りと違い、春雨は戻した方がいい。
レシピ通りに、ということ以外にコツはない。
確かに、何も足さず何も引かず。
こんな完璧な三味線を一度でいいから弾いてみたい。
いやあ、この冬、実に何度も登場しました。
そろそろ食べたいなあと思って作り、お客さまが材料を差し入れしてくださるので、また作り。
だいぶ暖かくなって、流石にもう鍋はおしまいかという今日、ピエンロー納めで、なんとおひるご飯にピエンロー!
美味しかった!!
その後帰ってきた末娘が、「あれ?この匂いピエンローやん。成長期やからおやつに今食べる!!!」
なんと。
ピエンロー鍋はおやつにもなるのか。
ビバ!ピエンロー。
浪曲師・真山隼人くんの、生死を彷徨う大怪我が昨年の10月22日。
受傷から、明日でちょうど半年になるそうです。
・・・半年。
秋だったのがもう春も半ば、新緑の季節になりました。
緊急入院、開頭手術、集中治療室からの咲くやこの花賞、復帰公演と、目まぐるしい非日常から、浪曲三昧の目まぐるしい日常にいつの間にかシフトしております。
ありがたいことです。
ふと。
隼人くんが倒れてわたしも仕事に行くことが少ない冬の間、どうしていたのかなあ?
無事に、目立った後遺症もなく退院してきた隼人くんとリハビリがてらの散歩をしながら、電車に乗ってみたり小さな声でお稽古したり。
日常生活が戻るにつれ、むくむくと頭を持ち上げてきたのは、美味しいものが食べたい!ということ。
美味しいものは外で食べるのが信条ですが、こうなったら家で、です。
時間にゆとりがあったので、割と丁寧にお料理してたなあ。
でも一番のヒット、いやホームランは、ピエンロー鍋でした。
ピエンロー鍋。
妹尾河童さんがエッセーで紹介して有名になった、中国の鍋料理です。
河童さんは好きで作品はいくつか拝読しておりますが、ピエンロー鍋を作ったことはありませんでした。
いや、話は何べんもきいている(読んでいる)んです。
くだんの「河童のスケッチブック」も随分前に読んで今も本棚にあるし。
実は、白菜と豚肉のミルフィーユ鍋が印象的で、しかもこれは京山小圓嬢師匠が贔屓にしている鍋で、なんとなくピエンローってこれだと思い込んでたんですよね。
記憶のすり替わり。
これも美味しいんだけど、ツイッターでピエンロー鍋のレシピをみて、「白菜の白いところを細く切ってトロトロにする」のを、どうしてもやってみたくなったのです。
そして、「ピエンローには、何も足さず何も引かず」と皆が口を揃えて言うのを確かめたくなった。
結論は
美味しい!!!
必ずレシピ通りに。
出汁は椎茸の戻し汁。
白菜の白い部分は横に細く切ってトロトロにする。ここはちょっと時間がかかっても丁寧に。
塩と一味は手元でそれぞれ加えて味付けする。ごま油は鍋に投入。
具材は白菜と鶏モモ豚バラ春雨だけ。一度ネギを間違えて入れたら、大失敗であった。
雑炊でシメる前に豆腐やらきのこやら、いろいろ入れたらもはやピエンローではなかった。
マロニーや葛切りと違い、春雨は戻した方がいい。
レシピ通りに、ということ以外にコツはない。
確かに、何も足さず何も引かず。
こんな完璧な三味線を一度でいいから弾いてみたい。
いやあ、この冬、実に何度も登場しました。
そろそろ食べたいなあと思って作り、お客さまが材料を差し入れしてくださるので、また作り。
だいぶ暖かくなって、流石にもう鍋はおしまいかという今日、ピエンロー納めで、なんとおひるご飯にピエンロー!
美味しかった!!
その後帰ってきた末娘が、「あれ?この匂いピエンローやん。成長期やからおやつに今食べる!!!」
なんと。
ピエンロー鍋はおやつにもなるのか。
ビバ!ピエンロー。
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